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2007年12月06日

サンタクロースは本当にいるの?

12月に入ってだんだん街の装いもクリスマスっぽくなってきました。
クリスマスといえば、子供にいつかは問われる言葉があります。
それは「サンタクロースは本当にいるの?」です。

以下は1897年にサン新聞に投書した少女の疑問に対する答え。子供に「サンタは本当にいるの」と聞かれた時の参考にするといいかもしれません。




「こんにちは、新聞のおじさん。わたしは8歳の女の子です。じつは、友達がサンタクロースはいないというのです。パパは、わからないことがあったら、サン新聞、というので、本当のことを教えてください。サンタクロースはいるのですか?   ヴァージニア・オハンロン」


 ヴァージニア、それは友達の方が間違っているよ。きっと、何でも疑いたがる年頃で、見たことがないと、信じられないんだね。自分のわかることだけが、全部だと思ってるんだろう。でもね、ヴァージニア、大人でも子どもでも、全部がわかるわけじゃない。この広い宇宙では、人間って小さな小さなものなんだ。ぼくたちには、この世界のほんの少しのことしかわからないし、ほんとのことを全部わかろうとするには、まだまだなんだ。
 じつはね、ヴァージニア、サンタクロースはいるんだ。愛とか思いやりとかいたわりとかがちゃんとあるように、サンタクロースもちゃんといるし、愛もサンタクロースも、僕らに輝きを与えてくれる。もしサンタクロースがいなかったら、ものすごく淋しい世の中になってしまう。ヴァージニアみたいな子がこの世にいなくなるくらい、ものすごく淋しいことなんだ。サンタクロースがいなかったら、無邪気な子どもの心も、詩を楽しむ心も、人を好きって思う心も、全部なくなってしまう。みんな、何を見たって面白くなくなるだろうし、世界を楽しくしてくれる子どもたちの笑顔も、消えて無くなってしまうだろう。

 サンタクロースがいないだなんていうのなら、妖精もいないっていうんだろうね。だったら、パパに頼んで、クリスマスイブの日、煙突という煙突全部に、人を見はらせて、サンタクロースが来るかどうか確かめてごらん。サンタクロースが来なかったとしても、なんにも変わらない。だってサンタクロースは見た人なんていないし、サンタクロースがいないっていう証拠もないんだから。大事なことは、誰も見た人がいないってこと。妖精が原っぱであそんでいるところ、だれか見た人っているかな? うん、いないよね、でも、いないって証拠もない。世界で誰も見たことがない、見ることができない不思議なことって、ほんとうのところは、誰にもわからないんだ。
 あのガラガラっておもちゃ、中をあければ、玉が音をならしてるってことがわかるよね。でも、不思議な世界には、どんな強い人でも、どんな強い人がたばになってかかっても、こじあけることのできないカーテンみたいなものがあるんだ。無邪気な心とか、詩を楽しむ心、愛とか、人を好きになる心だけが、そのカーテンを開けることができて、ものすごくきれいでかっこいい世界を見たり、描いたりすることができるんだ。嘘じゃないかって? ヴァージニア、これだけはいえる、いつでも、どこでも、本当のことだって。
 サンタクロースはいない? いいや、ずっと、いつまでもいる。ヴァージニア、何千年、いやあと十万年たっても、サンタクロースはずっと、子どもたちの心を、わくわくさせてくれると思うよ。

1897 ニューヨーク サン新聞社説 フランシス・P・チャーチ
 


なかなかいい話ですね。
時代的に古き良き時代を思わせる、そう、ジャック・フィニィの短編小説を思い起こさせる、心に染み入る語りかけです。続きを読む
posted by nemota at 12:37 | Comment(2) | ルー語変換 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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